大手商社の2025年3月期の平均給与は三菱商事が2033万円でトップとなり、三井物産と伊藤忠商事が続いた。5社の平均は1857万円で、国内でも屈指の高水準となっている。

各社が18日までに公表した有価証券報告書によると、三菱商は2000万円台を維持したものの、前期比では微減となった。上昇した三井物産や伊藤忠、丸紅はいずれも過去最高額だった。

国内ではデフレ下で長く賃上げが停滞してきたが、近年は物価高に伴って各社が積極的に給与を引き上げている。総合商社は好待遇で知られる業種の一つで、過去の推移では23年3月期の伸びが特に大きかった。この前の期にコロナ禍からの経済回復などに伴う資源価格の高騰があり、業績が大きく伸びたことが追い風になったとみられる。

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