ホンダは17日、すでに生産を終えた車種向けに純正部品の供給とレストア(修復)サービスを開始すると発表した。第1弾の対象車種は日本初のスーパーカーとも称される初代「NSX」で、自動車ファンの間で期待が高まっている。

NSXは1990年代初頭に登場し、当時としては画期的な日本製スーパーカーとして注目を集めた。自動車レースの最高峰フォーミュラワン(F1)のレース中に事故死したアイルトン・セナ氏が自家用車として愛用していたことでも知られる。

同氏が乗るマクラーレンのF1マシンにホンダ製エンジンが搭載されていたことから、ホンダはモータースポーツ界で確固たる地位を築いた。

1991年のブラジルグランプリでは、ホンダ製V12エンジンを搭載したマクラーレン車にセナ氏が乗り込んだ

ホンダの発表資料によれば、2026年春から一部の生産終了車向けに「純正互換部品」のグローバル供給を開始する。初代NSXを皮切りに、これらの部品を活用した新しいレストアサービスも同じ時期に日本で始める。「将来的には、他のスポーツタイプの車種にも対象を広げていく予定」だという。

日本車の耐久性は広く知られているが、それは単に製品の品質だけによるものではない。多くのメーカーが、何十年も前に生産された車を今なお走らせるため支援を続けている。

トヨタ自動車はモータースポーツ部門GR(ガズー・レーシング)を通じて旧型車に純正部品を生産・供給する「GRヘリテージパーツ」を展開。

「スープラ」や「ランドクルーザー」などが対象で、ウオーターポンプやデフォッガースイッチなどの部品が受注生産で提供されている。さらに、1967年に発売されスポーツカーの名車とされる「2000GT」の部品も製造している。

日産自動車も同様のサービス「NISMOヘリテージパーツ」で、愛車の寿命を延ばしたいドライバーを支えている。

原題:Honda to Make Parts for Discontinued Cars, Starting With the NSX(抜粋)

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