過去10年間で、正規起用は「わずか10%」 “非正規経済”のインド

インドの労働力の約90%を占めるのが、農場や建設現場などの非熟練労働者が多い「非正規経済」です。

過去10年間でインドで生まれた1億1200万の雇用のうち、正規雇用はわずか10%に過ぎません。

この事実が示すのは、インド政府が非正規雇用の問題を解決できていないということです。

さらに、インドの労働参加率は、つまり「働いているか、仕事を探している人の割合」が、他国と比較しても低い水準にあります。

民間投資の低迷が、質の高い雇用創出を阻害する大きな要因となっているのです。