トランプ米政権は、ハンドルやペダルなど運転操作装置を持たない自動運転車の導入を後押しする規制緩和に進み出している。近い将来にロボタクシーの大規模展開を目指しているテスラなどには追い風となりそうだ。

現行の安全基準は人間による運転を前提とし、ハンドルやブレーキペダルなどの操作装置を搭載することが義務づけられている。こうした装備を持たない完全自動運転車を導入するには、同基準の適用除外を個別に申請する必要がある。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は13日にウェブサイトに掲載した文書で、この適用除外の手続きを「簡素化」する方針だと明らかにした。現行制度では同手続きに時間が掛かり、数年を要するケースもある。

NHTSAの主席法務顧問、ピーター・シムスハウザー氏は同文書内で「大半の適用除外申請については、数年ではなく数カ月以内に判断を下せるようになると見込んでいる」と述べた。

この規制緩和が実現すれば、ハンドルやペダルがない自動運転車「サイバーキャブ」をテスラが展開する上で障壁となる規制の一つが大幅に軽減されることになる。

サイバーキャブは、人工知能(AI)やロボティクス分野への取り組みを強化するテスラの戦略の中核を担う。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、これらの分野が同社の将来にとって極めて重要だと位置づけている。

13日の米株式市場でテスラは上昇し、一時4%高となった。

 

原題:US to Ease Rules Hindering Tesla’s Self-Driving Cybercab (1)(抜粋)

--取材協力:Kara Carlson.

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.