(ブルームバーグ):12日の債券相場は先物が一時下落に転じる場面があった。この日行われた超長期債対象の流動性供給入札は不調だったとの声が出ている。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは「応札倍率は最近記憶にないくらい低く、不調と言っていいだろう」と分析した。
残存期間15.5年超39年未満を対象に行われた流動性供給入札は、応札倍率が2倍と前回(2.87倍)、前々回(2.5倍)を下回った。
午前中は米国長期金利の低下に加え、トランプ米大統領が2週間以内に一方的に関税率を設定すると述べたことを材料にリスク回避の債券買いが入り、先物は堅調に推移していた。現物債は引き続きプラス圏で推移(利回りは低下)している。

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