中国の消費者物価指数(CPI)は5月も前年水準を下回り、4カ月連続のデフレ状態となった。価格競争が激化する中で大型連休による消費の押し上げ効果も、国内需要の弱さを補い切れなかった。

国家統計局が9日発表した5月のCPIは前年同月比0.1%低下。4月と同じ低下率となった。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査の中央値予想は0.2%低下だった。

5月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比3.3%低下し、2年8カ月連続の前年割れ。4月より大きな落ち込みを記録した。

中国では長引く不動産不況を受けて消費者が支出を控え、企業は価格競争に陥っている。そのため、デフレ定着のリスクが今後数カ月にわたり続く見通しだ。

電気自動車(EV)市場で新たな値下げの波が懸念される中で直近の過激な競争例として、中国EV最大手の比亜迪(BYD)がEVおよびプラグインハイブリッド車の約10モデルを最大34%値下げした。

一方、5月連休期間には旅行や帰省が増え、サービス業の需要が伸び、一時的に消費が回復した。

国家統計局の統計官、董莉娟氏は生産者物価の大幅下落について、昨年の比較基準が高かったことに加え、石油製品や化学製品の国際価格下落を要因に挙げた。さらに同氏は、国内では石炭などの原材料が在庫の積み上がりで値下がりし、PPIを一段と押し下げたと発表資料で指摘した。

原題:China’s Consumer Deflation Streak Persists as Price Wars Rage(抜粋)

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