(ブルームバーグ):マイクロソフトの株価が5日、終値ベースで最高値を更新した。同社が人工知能(AI)分野の勝ち組との見方が市場で広がっている。
マイクロソフト株は同日に0.8%高の467.68ドルで取引を終え、昨年7月に付けた高値を上回った。4月の安値からの上昇率は30%超。
同社の時価総額は約3兆4800億ドル(約500兆円)に達し、別のAI関連の勝ち組であるエヌビディアを上回り世界最大の企業となった。エヌビディアの時価総額は、約3兆4200億ドル。
マイクロソフト株の年初来の上昇率は11%で、ナスダック100指数を上回る。

マイクロソフトの直近1-3月決算も、同社がAI関連で支配的地位を確立するとの見通しを裏付ける内容だった。AI技術への巨額投資の回収を巡る懸念も和らいだ。
クリアステッド・アドバイザーズのシニアマネジングディレクター、ジム・アワド氏は、マイクロソフトについて「製品ライン全体で優位にあり、AIを収益化する能力もある」と指摘。「3、4年後に振り返ったとき、AIによって繁栄し恩恵を受けた一社になるだろう」との見方を示した。
原題:Microsoft Hits First Record Since July as AI Halo Takes Hold (1)(抜粋)
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