米半導体大手ブロードコムは、5ー7月(第3四半期)についてさえない売上高見通しを示した。人工知能(AI)の投資熱が一部の投資家が期待していたほど強くないことが示唆された。

同社の5日の発表によると、5ー7月期の売上高は約158億ドル(約2兆2700億円)になる見通し。ブルームバーグ集計のデータによると、アナリストの予想平均は157億ドルだったが、一部の市場予想はこれを10億ドル上回っていた。

今回の見通しは、ブロードコムのAI主導の成長への投資家の期待が高過ぎた可能性を示唆している。米エヌビディアと同様、同社はAI投資の急増から大きく恩恵を受ける企業の一つとみられている。データセンター運営各社はAIコンピューティングの負荷に対応するため、ブロードコムのカスタムチップやネットワーク部品を利用している。

ブロードコムの株価は時間外取引で約3%安。5日の米株式市場の通常取引の終値は259.93ドルで、年初来では12%上昇している。

 

2ー4月(第2四半期)の売上高は20%増の150億ドルで、一部項目を除いた1株利益は1.58ドル。アナリスト予想は売上高が約150億ドル、1株利益が1.56ドルだった。

ホック・タン最高経営責任者(CEO)は、ネットワーク機器需要が追い風となり、2ー4月期のAI関連売上高が46%増の44億ドルになったと述べた。5ー7月期のAI関連売上高については51億ドルになるとの見通しを示した。アナリスト予想は47億9000万ドルだったが、52億9000万ドルとの予想もあった。

タン氏は電話会議で、同社が来年にカスタムAIチップの展開拡大を見込んでいるとし、「われわれの当初の予想を大きく上回る」見通しだと述べた。

ただ、AI関連以外の半導体売上高については、不振からの「回復が比較的遅れている」とした。産業用・ワイヤレス部品の売上高が減少しており、5ー7月期には「AI関連以外の半導体売上高が40億ドル前後にとどまると予想している」と話した。

原題:Broadcom Gives Tepid Forecast, Missing Loftiest Expectations (3)(抜粋)

(5段落目以降に決算の詳細を追加して更新します)

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