(ブルームバーグ):6日の東京株式相場は反発。為替相場の円安傾向やトランプ米大統領が米中首脳会談でレアアース(希土類)について理解を深めたとしたことから、リスク選好の動きが広がっている。電機、機械などの輸出関連株や鉄鋼が買われ、銀行など金融株も高い。
TOPIXの上昇に最も寄与したのは三菱重工業。指数を構成する1684銘柄のうち1122銘柄が上昇、488銘柄が下落した。東証33業種の全てが上昇、証券・商品先物取引業が上昇率トップ。
三菱UFJアセットマネジメントの石金淳エグゼクティブファンドマネジャーは、米中の合意が成立すれば、他の国との交渉も自然と容易になり、日本にとってもポジティブな影響を与えるだろうと指摘。関税について過度に心配する必要はないということだと話した。
市場関係者は日本時間夜に発表される米国の雇用統計にも注目。米金融当局による利下げ再開のタイミングを探るため、労働市場に鈍化の兆しがあるかどうか見極めようとしている。
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