ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は3日、2030年までに約2万人の従業員が自発的に退職するとの見通しを示した。同社は自動車需要の不安定さに対応するため、独国内事業の再編を進めている。

人事責任者で取締役のグンナー・キリアン氏はウォルフスブルクで開かれた労働者集会で従業員に対し、この結果は同社の再編計画が順調に進んでいることを示すものだと指摘した。

同氏は「ウォルフスブルク工場のコスト削減が目に見えて進み、独国内6施設のみで社会的責任を伴う人員削減が行われており、当社の改革は加速しつつある」と説明。さらに、「30年までの約2万人の退職が既に契約で合意されている」と語った。

欧州最大の自動車メーカーである同社は現在、ドイツにおける生産能力と人員の削減を進めている。コスト上昇や欧州での需要鈍化、競合する中国企業の急成長が背景にある。

VWブランド経営陣と労働組合は昨年12月、30年までに独国内の生産能力を70万台余り削減し、従業員を3万5000人減らすことで合意した。姉妹ブランドのアウディとポルシェもコスト圧縮に向け人員削減を進めている。

独国内におけるVWブランドの従業員数は12万人超。3万5000人の削減目標は、同ブランドの国内従業員の約4分の1、VWグループ全体の約12%に相当する。

原題:Volkswagen Says 20,000 Workers Agree to Early Departures (2)(抜粋)

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