米デルタ航空のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は1日、米国の価格に敏感な乗客はここ数カ月にわたり経済情勢が悪化する中で慎重な姿勢を見せているとしながらも、年後半の需要見通しについては自信を強めていると述べた。

バスティアン氏はニューデリーで行われたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、年後半には需要が「やや上向く」はずだと予想。同社は今年に入り米市場、とりわけエコノミークラスの旅行客を中心に予約が低迷していた。

「ワシントンの発表や難航する貿易交渉を踏まえれば、短期的に不安定なのは間違いない。だが、それが長く続くとは思っていない。われわれはこの状況を乗り越え、一定の安定に向かっている」と同氏は語った。

バスティアン氏によると、北大西洋路線における旅行需要は好調で、エコノミークラスにやや弱さが見られるものの、ビジネス・ファーストクラスの収益性は依然として堅調だという。

同社は3月、1-3月(第1四半期)の利益見通しを引き下げ、増収率と営業利益率の予測も下方修正。年初時点では、需要が安定しているとしてバスティアン氏は強気な見通しを示していた。

4-6月(第2四半期)決算は7月上旬に発表される予定だ。

エド・バスティアンCEO、インタビューで語る

原題:Delta Sees Demand Ticking Up Again After ‘Choppy’ First Months(抜粋)

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