トランプ米大統領は、イランとの核合意について、研究施設を含め「米国が望めば何でも」破壊できる内容を想定していると述べた。

トランプ氏は28日、ホワイトハウスで、イランとの合意案について、「非常に強力で、査察官の立ち入りが可能だ。われわれは望めば何でも持ち出し、破壊することもできる。ただし誰も命を落とさない」と簡単に言及した。

また、同氏はイランとの合意が「今後数週間」以内に達成できると確信していると語り、交渉は「大きな進展」を見せたと評価した。しかし、核施設の破壊に言及した発言は、イランに濃縮ウランの生産を認めるかどうかを巡っての双方の隔たりをあらためて浮き彫りにした。

イランが濃縮能力を兵器化していると判明した場合に、米国が関連インフラを解体・破壊する能力を持つことを、現在の協議の中で米交渉団がイラン側に正式に要求しているのかどうかは明らかではない。

イラン当局者はトランプ氏の発言に対し、まだコメントしていない。

原題:Trump Sees Iran Deal That Allows US to Destroy Nuclear Sites

(抜粋)

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