27日の欧州株は続伸。トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対する関税期限を延期したことが好感された。ストックス欧州600指数は0.3%高。旅行・娯楽関連やテクノロジー、工業関連銘柄が特に買われた。一方、欧州自動車販売の不振から、自動車株は下落した。

欧州債市場では長期債が堅調。日本の財務省が国債発行額についてアンケート聴取したことが明らかになったことに反応した。ドイツ30年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3%、同年限の英国債利回りは4bp低下して5.44%だった。

償還期限が短めの英国債はアンダーパフォーム。2年債利回りは4bp上昇して4.03%だった。トレーダーの間ではイングランド銀行(英中央銀行)の追加利下げ幅は計37bpと織り込まれている。先週は40bpだった。

フランスのインフレ率は約4年ぶり低水準に低下。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの根拠が強まった格好となった。

短期金融市場では、年末までのECBの利下げは計57bpと想定されている。前営業日から1bp低下した。

5月27日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Gain for Second Day as US Moves Tariff Deadline

Long-Dated Bonds Gain as Japan Addresses Rout: End-of-Day Curves

(抜粋)

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