ベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェット航空は欧州の航空機メーカー、エアバスのワイドボディー機A330neoを20機追加発注した。向こう10年間の事業拡大を見据え、同型機の発注数を倍増させた。

ベトジェットの発表資料によると、この契約はマクロン仏大統領のハノイ訪問中に締結された。

同社のグエン・ティ・フオン・タオ会長は発表資料で、「環境に配慮した最新航空機への長期投資は、フランスとベトナムの経済・技術的な結びつきを強化したいという当社の姿勢を反映している」と述べた。

今回の契約により、ベトジェットが発注してまだ引き渡されていないエアバス機は約140機となった。同社は米ボーイングの737MAXも200機発注している。

A330-900neoの表示価格は1機当たり3億7400万ドル(約532億円)。このため今回の発注総額は表示価格ベースで75億ドルとなるが、業界の慣行として通常、割引が行われる。

ベトジェットは現在、エアバス機115機を保有しており、主に国内路線や中国、タイ、韓国、オーストラリア、インド、カザフスタンなどへの国際線で運航されている。

原題:VietJet, Airbus Sign New Order for 20 A330neo Widebody Aircraft(抜粋)

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