欧州連合(EU)と中国の貿易担当の高官が来月、再び会談を行う予定だ。トランプ米大統領の関税措置に対抗するため、欧中が関係を強化していることを示す動きだ。

EUの報道官によると、中国の王文濤商務相とシェフチョビッチ欧州委員(貿易・経済安全保障担当)は、6月上旬にパリで開催される世界貿易機関(WTO)の閣僚会合に合わせて会談を行う予定。このニュースは、人民日報系の環球時報(グローバル・タイムズ)が先に報じていた。

EUの報道官はブルームバーグ・ニュースに対し、会談の正確な日時を明らかにしなかった。中国商務省はコメントの要請にすぐには応じなかった。

これに先立ち、トランプ氏は欧州委員会のフォンデアライエン委員長との電話会談後、EUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長すると表明していた。

7月には、欧州首脳が北京を訪れ中国と首脳会談を開催する予定。

今回の王氏とシェフチョビッチ氏との会談は、明らかになっているものとしては、今年3回目となる。

原題:Chinese, EU Trade Heads to Meet as Trump Tariff Tensions Rise(抜粋)

--取材協力:Jing Li.

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