米国では26日がメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日に当たり、本格的なバーベキューシーズンが始まるが、牛肉の供給と牛の飼育数が共に落ち込んでいる。

米農務省が23日に公表した2つの報告書によれば、供給持ち直しにはなお時間を要する見通し。米国の肥育場における牛の頭数は、この時期としては2020年以来の低水準を記録した。

4月時点で冷蔵保存されている牛肉の在庫も約4億1800万ポンドと時期的に14年以来の低水準となった。

牛肉価格は、既に過去最高水準を更新。農業融資に取り組むラボバンクによれば、鶏肉やトマト、ビールなど他の食料品の価格上昇もあり、バーベキューのコストは今年、前年比で4%余り増加する見通しだ。

 

牧草地の乾燥で飼育可能な牛の数が制限される一方、牛肉への需要の強さから、群れを増やすための雌牛や子牛の購入価格も上昇している。

原題:US Beef Supplies Are Shrinking as Grilling Season Begins(抜粋)

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