世界最大の農業機器メーカー、米ディアは、リモート画像テクノロジーのセンテラを買収する。農場で利用が進むドローンに関係する初めての投資となる。

23日の発表資料によれば、ドローンにセンテラの技術を搭載すれば高解像度の画像をスピーディーに取得でき、それにより農業従事者が作物の状態を調査したり、雑草の位置を示すマップを作成したりすることが可能になるという。買収条件は明らかにされていない。

ディアは、運転手なしで散布・耕作できる機器の導入を進めている。技術の進歩に加え、労働力不足が相まって、作付けや手入れ、収穫作業で自動化・自律化に頼る農家が増えている。

ディアの株価は16日、上場来高値を更新。農業機器セクターが数年にわたる販売低迷から回復し始めるとの期待が背景にある。

原題:Deere Makes First Investment in Farm Drones With Imaging Deal(抜粋)

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