コメの高騰などを受けて4月の消費者物価指数は3.5%の上昇となりました。こうしたなか、政府は夏の電気・ガス代の補助を月1000円程度とする方向で調整しています。
総務省が発表した4月の全国の消費者物価指数は、去年4月と比べて3.5%上昇しました。上昇幅は前の月より0.3ポイント拡大し、3%台の高い伸び率が5か月続いています。
光熱費の上昇や食料品の値上げラッシュが主な要因です。特に「コメ類」は98.4%上昇。上昇率は比較できる1971年以降、7か月連続で過去最高を更新しました。また、チョコレートやコーヒー豆、おにぎりも大幅に上昇しました。
こうしたなか、政府は家計の負担を軽減しようと、今年7月から9月にかけて電気・ガス代に補助金を支給することにしています。
政府関係者などによりますと、この支援額を一般家庭で1か月あたり1000円程度とする方向で調整していて、具体的な内容は月内にも決定するということです。

世界人口は2084年に103億人でピークに 日本・韓国の深刻な高齢化と北米・豪州の移民流入 人口減少や高齢化は技術革新を誘発するプラスの側面を持つ可能性