日本政府はきょう、6月の1か月間、日本と韓国で観光客らの入国審査にかかる時間を短縮するための専用レーンを設置すると発表しました。

外務省によりますと、日本では羽田空港の第3ターミナルと福岡空港、韓国ではソウルの金浦空港と釜山の金海空港に、それぞれの国の観光客らが優先的に通過できる専用レーンが設置されます。

設置期間は6月1日から30日までの1か月間で、午前9時から午後4時に現地に到着する便が対象となります。

搭乗前にオンラインによる手続きが必要で、過去1年間に1回以上、相手の国を訪問していることが条件ですが、本人だけでなく、同行する配偶者や一親等以内の家族も専用レーンを利用できるということです。

今年の日韓国交正常化60周年にあわせた措置で、日本政府としては、韓国と良好な関係を維持するため、両国の国民の交流を後押ししたい考えです。