石破総理が一転して、江藤大臣を事実上、更迭する判断に至った背景には何があるのでしょうか?
理由としては、大きくわけて2つあるとみられます。1つは江藤大臣の対応、もう1つが野党の動きです。
ある政府関係者によりますと、石破総理もコメの高騰対策に取り組む中、政策の継続性から問題の発言の後も江藤大臣を続投させる考えでした。
ただ、その後、江藤大臣が問題の発言を「撤回というよりも修正」と話すなど、対応に誠実さが感じられないことに不満を募らせたようです。
また、野党5党がきのう、江藤大臣の不信任案を検討する考えを示したため、続投させることでコメの高騰対策が停滞するのではないかといった懸念ももったようです。
コメの価格の高止まりが国民生活に大きな影響を与える中、所管大臣の失言による辞任は石破政権にとっても大きなダメージで、石破政権は正念場を迎えています。

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