(ブルームバーグ):19日の東京株式相場は東証株価指数(TOPIX)が小反落の見込み。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを1段階引き下げたことを受け、米金利や為替など金融市場に与える影響が懸念される。自動車や機械、素材株が安くなりそう。
半面、米国と欧州の関税交渉や人工知能(AI)需要増加への期待から半導体など電機株は高くなり、米金利上昇で銀行株も堅調となる見通し。
東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- ムーディーズによる米国債格下げは金利上昇などを通じて日本株にとってマイナス材料であるが、影響は限定的だろう
- 安く始まった後は横ばい圏で推移とみる
- 米政策当局者が一番恐れているのはトリプル安での米長期金利上昇。格下げを受けてドル安政策は取りづらくなる
- 為替がドル安・円高になりづらいことは日本株を支える
- 米貿易戦争が緩和の方向にあることや中東向けAI需要の高まりはテクノロジー株などのプラス要因
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