トランプ関税の影響で業績見通しが発表できず。自動車メーカーで厳しい決算が続いています。

マツダ 毛籠勝弘 社長
「今期に関しては、米国関税政策など先行き不透明な経営環境を鑑みて、本日時点で未定とさせていただきます」

マツダはきょうの決算会見で、今年度1年間の業績見通しを「未定」と発表しました。

トランプ政権による自動車関税の影響が不透明で、合理的な業績予想の算定が難しいためとしています。

そのうえで、「4月の1か月だけで90億円から100億円の間」でマイナスの影響があるとの見方を示しました。

マツダは、アメリカで販売する車の7割以上がアメリカの国外で製造していて、関税の影響を避けられない状況です。

先週は、トヨタ自動車が今年度の業績見通しのうち、4月・5月の2か月だけで営業利益が1800億円押し下げられるとの見方を示すなど、自動車業界への影響が懸念されます。