米会員制量販大手コストコホールセールは後払い決済サービス会社アファーム・ホールディングスと契約し、オンラインで買い物する際の分割払いの選択肢を増やす。消費者は高額商品を購入しやすくなる。

8日の株主宛て書簡によると、承認された顧客はコストコで購入した際にアファームの月額支払いプランを選択可能となる。

アファームは米国で後払い決済サービスを提供する代表的な一社で、クラーナ・グループやペイパル・ホールディングス、ブロックと肩を並べる存在だ。金利上昇やインフレの高止まりを背景に消費者がクレジットカードの代わりに分割払いを選ぶ傾向が強まり、こうしたビジネスの競争は激化している。

アファームとクラーナは、米国や欧州の小売業者との契約を巡り競合している。

世界最大の小売業者ウォルマートはアファームと取引していたが、その関係を解消しクラーナを選ぶ計画。クラーナは最近、ウォルマートが支援するフィンテック企業ワンペイとの提携を発表している。

コストコは、米国で3番目に大きい小売業者だ。同社ウェブサイトによれば、現在クラーナと提携していない。

ニュージャージー州のコストコ店舗

原題:Costco in Deal With Affirm Giving Shoppers Monthly Payment Plans(抜粋)

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