きょうから5月。多くの食品がまた値上げされます。物価の高騰が続くなか、皆さんそれぞれ「買い物の工夫」を続けています。スーパーで取材しました。

都内のスーパー。お目当ての特売商品をゲットした男性には笑みが。

買い物客
「ニンジンやタマネギなどが木曜日になると安い。嫁が肉を買って来てというので。もうちょっと安くなった時に多めに買おうかなと考える」
「先月と(値段が)同じかどうかが怖い。キャベツなどが安くなっている。安い野菜を組み合わせて食べようかな」

皆さん、少しでも安く買おうと工夫が続きますが、値上がりの波は止まりません。

きょうから5月。今月、値上がりする食品はハムやソーセージなどの加工食品に加え、カレールウなどの「調味料」やお菓子にコーヒー、あわせて478品目です。

ひと月で見ると少なく見えますが、来月以降も続く見込みで、7月までに値上げが決まっている食品は1万3902品目と、すでに去年1年間の数を上回っています。

そして、今、いちばん高く感じる食品といえば、やはり…

記者
「こちらのスーパーでは、一番安いものでも、5キロ・税込5000円に迫っています」

こちらの千葉県産のお米。1か月ほど前に取材したときは税込み4298円でしたが、きょうは5000円超え。1か月で800円近く値上がりしています。

買い物客
「一番はコメ。高いと感じる。出張族なので、地方で安いコメを5キロ3500円で買えたらラッキー」
「コメをパンにしたり、(コメに)雑穀を増やして入れたり。かさ増しじゃないですけど」

来月以降も食品の値上げは続く見込みで、家計の厳しい状況は、しばらく続きそうです。