(ブルームバーグ):金相場はアジア時間28日の取引で、先週付けた過去最高値からさらに下落。貿易摩擦を巡る懸念が緩和していることで、世界の市場で新たにリスク選好が広がった。
金スポット価格は一時1.6%安の3268ドルを付けた後、シンガポール時間28日午後2時4分(日本時間同3時4分)時点で0.8%安の3293ドル。23日に付けた3500ドル台の最高値から5%余り下落している。
投資家は対米貿易協議の緊張緩和の兆しを受けて行動した。トランプ米大統領は25日、上乗せ関税適用の猶予期間を再度延長する可能性は低いとの考えを示した。こうした状況の中、アジア諸国は上乗せ関税の猶予期間が7月に終了する前に米国と暫定合意に至る可能性がある。
原題:Gold Extends Drop as Easing Trade War Anxiety Cools Haven Demand(抜粋)
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