(ブルームバーグ):米軍は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が掌握する主要な石油積み出し港を夜間に空爆した。フーシ派によれば、この攻撃で数十人が死亡。中東での紛争拡大への懸念が強まっている。
トランプ米大統領が3月中旬にフーシ派への空爆作戦を命じて以来、今回のラスイッサ港への攻撃は最大規模で、1回の空爆では最多の死者数になったとみられる。これまでの空爆では、フーシ派による紅海での攻撃やイスラエルへのミサイル攻撃を止めることができておらず、米軍はイエメンの諸勢力による地上作戦への支援も検討している。
港湾都市ホデイダから北に約60キロメートル離れたラスイッサ港を米軍戦闘機は十数回にわたり攻撃。フーシ派が掌握する地元の保健当局によると、港湾労働者を中心に少なくとも58人が死亡し、126人余りが負傷した。ラスイッサ港はフーシ派の支配地域に燃料を供給する主要な拠点となっている。
米中央軍はX(旧ツイッター)で声明を発表し、今回の攻撃の目的は「フーシ派の経済力を弱体化させることだった」と説明した。米中央軍は死傷者に関する言及を避け、ブルームバーグの取材にもすぐには応じなかった。
原題:US Steps Up Houthi Campaign With Deadly Strikes on Oil Port (1)(抜粋)
--取材協力:Dan Williams.
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