(ブルームバーグ):14日の欧州株は上昇。貿易戦争を巡る懸念が後退したほか、投資家の関心は1-3月(第1四半期)決算に向いている。
ストックス欧州600指数は2.7%高。銀行関連株が特に値上がりした。トランプ米大統領が一部電子機器への関税措置を一時的に除外したことが好感され、テクノロジー株も買われた。業種別20指数はいずれも上昇した。
欧州債も高い。格付け引き上げを買い材料にイタリア債が上昇。同国のリスクプレミアムは1週間ぶりの低水準となった。
イタリア10年債利回りは一時13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.68%と、3月4日以来の低さ。ドイツ債とのスプレッドは8bp低下して116bpと、4月7日以来の小幅となった。
債券市場は先週までの2週間で大きく変動していたが、投資家が米関税措置の長期的な影響を見極めていることから、この日は落ち着いた動きとなった。
4月14日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Rise as Investors Eye Some Respite From Tariffs
European Bonds Rally, Italy Outperforms: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Sagarika Jaisinghani.
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