(ブルームバーグ):カナダ人口第3位の州ブリティッシュコロンビア(BC)は、州政府機関や政府系企業に対して米国のサプライヤーとの契約を打ち切るよう指示した。トランプ米大統領の関税や威嚇への報復措置となる。
自動車やアルミニウムなどカナダからの主要輸入品も、米関税の対象となっている。これらの輸入関税によって、トランプ大統領の1期目に米国、メキシコ、カナダが締結した貿易協定は事実上「破棄」されたことになると、BC州のイービー首相は述べた。
トランプ氏が事実上破棄したため「われわれが協定違反を恐れることなく、BC・カナダ製品を優先する機会が生まれることは明らかだ」とイービー氏は10日の記者会見で語った。
BC州政府は、省庁および保健当局や主要政府系企業に対し、米企業との全ての契約を見直し、可能ならそれらの企業を排除するよう指示。米国の出版物や必要不可欠ではないソフトウエアのサブスクリプション(定額利用)中止のほか、米国への不要不急の渡航回避、米団体への参加停止、米企業への依存度低下に向けた戦略の策定も求めた。
イービー氏はこれによって「大幅な追加コスト」が発生することはないとした上で、米アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなどの代替企業を見つけるのは難しいと認めた。
トランプ氏は米国の木材輸入に関する調査を命じており、新たな関税賦課を狙っている可能性がある。実施された場合、既に米国の関税引き上げに直面しているBC州の主要産業に追い打ちをかけることになる。
原題:British Columbia to Axe US Contracts, Pushing Back in Trade Spat(抜粋)
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