米国債市場では、8月以来の大幅高となった先週から疲労感の兆しが出ている。

週明け7日の取引では値動きの荒い展開となる中で下落。利回りは年限全般で一時15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇した。利回りはその後、上げ幅を縮小したが、大きく低下していた早い時間帯の取引からは急激な変化だ。

年内の米利下げ回数予想は0.25ポイントの利下げが3-5回で揺れている。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では現在、年内4回の利下げを見込んでいる。最初の利下げが完全に織り込まれているのは6月で、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回の政策会合を待たずに緊急利下げに動く可能性は現時点で極めて低いとみられている。

これより早い時間には、リスク回避の動きが強まる中で米利下げの織り込みが急激に進み、来週までに0.25ポイント利下げに踏み切るとの予想が約40%に達していた。

メディオラナム・インターナショナル・ファンズの債券部門責任者、ダニエル・ラフニー氏は「当社としては、ここで利益を一部確定させるか、そのまま状況を見守るかが問題だ」と指摘。「現時点では、市場の構造自体は健全に保たれている」とし、トランプ大統領が関税に関して強硬な主張を貫けば、状況は今後さらに悪化し得ると述べた。

米30年債利回りの推移

原題:US Bonds Stumble as Traders Debate Just How Much the Fed Can Cut(抜粋)

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