(ブルームバーグ):7日の株式市場では、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株が大幅続落。トランプ米大統領の関税政策に対する不透明感が高まる中、引き続き相場を主導する形で下落が続いている。
三菱UFJと三井住友フィナンシャルグループがそれぞれ一時前週末比21%安、同18%安で、ともに上場来の日中下落率を記録。みずほフィナンシャルグループが同18%安となっている。TOPIX銀行業指数の下落率は一時17%安と、2024年8月以来の安値水準。
SBI証券の鮫島豊喜シニアアナリストは、銀行業指数で見ると3日間で過去1年分の上昇分を失った形で、下げ過ぎとの見方を示した。米関税政策が、日本銀行の利上げペースに与える影響や景気後退まで織り込むような動きとなっているが、銀行にそこまで影響が及ぶのか冷静な判断が必要で「パニックにならないことが大切」と述べた。

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.