トランプ大統領は人気の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を中国の親会社、字節跳動(バイトダンス)から切り離す案について、2日に会合を開いて検討することが、事情に詳しい関係者の話で分かった。米事業の売却期限は数日後に迫っている。

この案では、オラクルとブラックストーン、場合によっては他の投資家も合弁事業に参加する。関係者が匿名を条件に語った。

トランプ大統領は、売却交渉を支援しているバンス副大統領や他の政府高官と協議するという。会合の予定についてはCBSニュースが最初に伝えた。

ホワイトハウス、バイトダンス、ブラックストーン、TikTok、オラクルにコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。

このディールはオラクルが主導し、新しい米事業の少数株を取得する内容。政権内で先に回覧された提案によると、オラクルは米国データの安全性を保証するが、TikTokの貴重なアルゴリズムは中国の手に委ねられたままになる可能性がある。

米事業の買い手がつかなければアプリが米国内で使用禁止となる期限は4月5日だが、トランプ大統領は必要なら期限を延長する構えを示している。中国政府が米市民の機密データを収集しかねないとの懸念に対応する法律が昨年、バイデン前政権下で超党派の支持を得て成立した。

原題:Trump to Weigh Plans for TikTok Sale at Meeting on Wednesday(抜粋)

--取材協力:Kate Sullivan、Jillian Ward、Kurt Wagner.

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