イスラエル軍は22日、レバノンから撃ち込まれたロケット弾への報復として、同国南部にある親イラン民兵組織ヒズボラの司令部、ロケット発射装置を含む軍事拠点を攻撃したと発表した。

パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスと連帯するヒズボラとイスラエルとの間では、昨年11月に停戦合意が発効したが、これまでおおむね続いてきた戦闘停止の維持が危ぶまれる緊迫した状況となった。

ヒズボラはテレグラムを通じて公表した声明で、ロケット弾発射への関与を否定し、イスラエル側が攻撃を継続する「口実」だと主張した。

イスラエルのネタニヤフ首相は「数十のテロ標的」への攻撃を軍に命令し、レバノンの地元メディアによれば、南部トゥリンでは子供を含む4人が死亡し、少なくとも12人が負傷した。現地では停戦合意後初めて、空襲警報のサイレンが鳴った。

ネタニヤフ首相とカッツ国防相は22日夜、ヒズボラの標的に対する第2波の攻撃を命じ、イスラエル軍は数分後、レバノンの目標を戦闘機が攻撃していると確認した。

イスラエル軍によると、北部メトゥラに近いレバノン領内からロケット弾が撃ち込まれ、3発が迎撃された。カッツ国防相は「レバノン政府は、自国領内からのいかなる(ロケット弾)発射についてもその責任を負う」と声明を出した。

原題:Israel Strikes Hezbollah Targets as Fragile Ceasefire Frays (3)(抜粋)

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