米共和党ティリス上院議員は26日、トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名したケビン・ウォーシュ氏の承認阻止を撤回すると表明した。司法省がパウエルFRB議長を巡る捜査を打ち切ったことを受けた対応だ。

ティリス議員はNBCの番組で「ウォーシュ氏の承認手続きを進める用意がある」と述べた。同氏の翻意により、5月15日に任期満了を迎えるパウエル議長の後任として、ウォーシュ氏の迅速な承認に道が開かれる公算が大きい。

上院銀行委員会で鍵を握る立場にあるティリス氏はこれまで、パウエル議長が連邦検察当局の捜査対象となっている間はウォーシュ氏の承認を阻止する考えを示していた。同氏はこの捜査について、中央銀行の独立性への攻撃だと批判していた。

ティリス氏は、パウエル議長とFRBを巡る刑事捜査について「完全に解決済み」とする説明を司法省から受けたと発言。同日発表した声明では「こうした説明を受け、ケビン・ウォーシュ氏の承認を支持する意向だ」とし、「FRBはこの問題にとらわれる状況から脱し、本来の使命に全力を向けるべき時だ」と表明した。

ウォーシュ氏は先週、上院銀行委員会の指名承認公聴会に出席し、共和党議員から幅広い支持を得た。同委員会は、同氏の承認を巡る採決を4月29日に予定している。

ティリス議員はウォーシュ氏について、「優れたFRB議長になるだろう」とNBCの番組で語った。

原題:Warsh Confirmation Set to Advance as Key GOP Holdout Backs Vote(抜粋)

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