(ブルームバーグ):世界銀行のバンガ総裁は20日、原子力プロジェクトに融資しない長年の方針を転換するよう理事会に要請したと明らかにし、原子力は貧困国にとって環境に優しい発電の選択肢になると指摘した。
同総裁はワシントンでのイベントで、理事会が政策変更について「話し合う用意があると伝えてきたのは朗報だ」と述べた。広範なエネルギー政策に関し2026年6月に予定されている提言に、こうした方針転換が盛り込まれる見通しだという。
クリーンで安定した電力源として原子力発電所に官民の注目が集まっている。人工知能(AI)利用に伴う電力需要の急増が見込まれ、データセンター投資ブームの中で原発への関心が一段と高まっている。

バンガ総裁によれば、政策提言は天然ガスや原子力、地熱、水力発電など手頃で利用可能なあらゆる種類のエネルギーを網羅する予定。
世銀は化石燃料や再生可能エネルギープロジェクトに融資している一方で、原子力向けファイナンスを禁じている。世銀が発足以後に資金提供した原子力プロジェクトは、1959年のイタリア南部原発の1件のみ。
原題:World Bank May Drop Ban on Funding Nuclear Power, Banga Says (1)(抜粋)
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