(ブルームバーグ):半導体メモリーメーカーで米最大手のマイクロン・テクノロジーは20日、3-5月(第3四半期)の売上高が人工知能(AI)関連製品の需要を追い風に好調になる見通しを示した。
発表資料によれば、3-5月期売上高は約88億ドル(約1兆3000億円)を見込む。アナリスト予想平均は85億5000万ドルだった。1株利益は一部項目を除いたベースで1.57ドル前後の見通しで、市場予想平均は1.48ドルだった。
マイクロンは、AIソフトウエアを開発・実行する機器に使用される部品の需要好調を見込んでいる。同社の従来の主力市場である携帯電話やパソコン向けのチップは低調だが、回復の兆しを見せている。
株価は決算発表を受けた時間外取引で一時約6%上昇。

2024年12月-25年2月(第2四半期)の売上高は38%増加し80億5000万ドル。アナリスト予想平均は79億1000万ドルだった。1株利益は一部項目を除いたベースで1.56ドルで、市場予想平均の1.43ドルを上回った。
サンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「データセンターの収入は前年から3倍に増えた」と述べ、「25年度の収入は記録的水準となる方向にあり、収益性も大幅に改善する見通しだ」とした。
AIシステムに不可欠な要素となっている高帯域幅メモリ-(HBM)技術からの売上高は12-2月期に10億ドルを超えた。
原題:Micron Gives Upbeat Sales Forecast After AI Fuels Demand (1)(抜粋)
(12-1月期の業績などを追加して更新します)
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