人工知能(AI)スタートアップの米オープンAIがソフトバンクグループ、オラクルと組む1000億ドル(約15兆円)規模のインフラ投資プロジェクト「スターゲート」は、最初のデータセンター複合施設にエヌビディアの最新鋭AIチップ40万基を設置できる広さを確保する。実現すればAIコンピューティングパワーのクラスターとしては過去最大級になる。

デベロッパーのクルーソーによると、テキサス州アビリーンで建設中の同施設は2026年半ばに完工の予定。電力容量は1.2ギガワットになるという。同社は18日、次の開発段階について発表する予定。施設は数十万単位の先端AI半導体を設置できる大きさがあるが、プロジェクトが実際にコミットした基数は明確になっていない。

スターゲート合弁事業は1月にホワイトハウスのイベントで発表。オープンAIが開発する先進AIモデルが必要とする物理的なインフラの提供を目指している。オープンAIはこれまで、スターゲートが米国内最大10カ所に施設を展開すると述べていた。

ソフトバンクGとオープンAI、合弁に各190億ドル出資計画-報道 (3)

クルーソーは同施設のクライアントについてコメントを控えた。オープンAIはコメントを控えた。オラクルはコメント要請に変身していない。

スターゲートのデータセンター第1号建設地

原題:OpenAI’s Stargate Site to Hold Up to 400,000 Nvidia Chips (1)(抜粋)

--取材協力:Shirin Ghaffary.

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