企業の合併・買収(M&A)発表や新規株式発行は「確実に休止中」だと、米投資銀行モルガン・スタンレーのダン・シムコウィッツ共同社長が指摘した。顧客企業らはトランプ米政権が打ち出す政策の変更を見極めているという。

シムコウィッツ氏は18日、同行が主催したカンファレンスで「一部で見られる政策の不確実さから、ハードルは高い」と指摘。それでもM&Aは「休止しているだけで、なくなったわけではない」と述べた。一方で、借り入れは記録的な水準で推移しているという。

トランプ氏が昨年11月の大統領選で勝利してから数週間は、金融機関の幹部は市場の「アニマルスピリッツ」を指摘し、ディールメーキングの巻き返しを見込んでいた。しかし顧客企業は不確実性に直面しており、今年に入り発表された新たな取引件数は昨年の年初を下回っている。

原題:Morgan Stanley’s Simkowitz Says M&A Announcements Are ‘on Pause’

(抜粋)

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