自民・公明の与党と日本維新の会はきょう、社会保障改革に関する協議会の初会合をおこないました。今後、社会保険料の引き下げなどに向けて有識者へのヒアリングも実施する見通しです。

自民・公明・維新3党の幹事長らが、きょう午後、国会内で会談し、社会保障改革に関する協議会の初会合をおこないました。

自民党 森山幹事長
「応能負担の徹底や医療DXを通じた効率的で質の高い医療の実現などにより、保険料負担を含め、国民の負担の軽減を図っていきたいと考えています」

日本維新の会 岩谷幹事長
「年間で4兆円、そして1人6万円の社会保険料を下げるということを目標にしておりますので、ぜひ前向きな協議をして、結果を出していきたい」

きょうの初会合では、中心的に議論するメンバーや、議論の進め方、そして関係省庁や有識者からのヒアリングをおこなうことなどが確認されました。終了後、森山幹事長は「数字ありきで議論することはない」と強調しました。

自民党 森山幹事長
「特に命に関わることでございますから、専門家の意見も聞かなきゃなりませんし、数字ありきで協議をしていくということではないのだろうと思っています」

3党は今後、政府の経済財政運営と改革の基本方針=「骨太の方針」にも反映できるよう議論を進めていきたい考えです。