(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、石炭火力発電の強化を指示すると表明した。石炭による電力生産で中国が経済的優位性を得ていると指摘し、それに対抗する考えを示した。
トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「『美しいクリーンな石炭』を使ったエネルギー生産の即時開始を私の政権に許可する」と投稿した。
トランプ氏が具体的に何に言及し、ソーシャルメディアに投稿した命令が実際の米政策にどう反映されるかは不明だ。トランプ氏は就任早々、国家エネルギー非常事態を宣言する大統領令に署名し、環境保護局(EPA)に化石燃料の生産・流通拡大を指示した。
ライト・エネルギー長官は今月、同政権は国内にある石炭火力発電所の閉鎖阻止に向け「市場ベース」の計画に取り組んでいると説明した。米エネルギー情報局(EIA)によると、石炭が米国の電源構成に占める割合は2000年に5割強だったが、現在は約15%にとどまる。
公益事業者や採掘業者を代表する業界団体「アメリカズ・パワー」によると、環境規制に伴う採算性低下などを背景に、今後5年間に120カ所の石炭火力発電所が追加で閉鎖される予定だ。
トランプ政権高官は、石炭火力発電所の稼働を継続すれば、エネルギーコスト低減につながるほか、人工知能(AI)プロジェクトで電力消費量の多いデータセンターへのエネルギー供給を後押しできると主張している。
原題:Trump Says He’s Authorizing Administration to Produce Coal Power(抜粋)
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