リトアニアの検察当局は17日、首都ビリニュスにある家具大手イケアの店舗で昨年5月に発生した放火事件を巡り、ロシア軍の情報機関が実行役をリクルートしたとして非難した。

ウルベリス検察官は記者会見で、ウクライナ国籍の男1人を起訴したと明らかにした。当時未成年だったこの男は、ビリニュスのショッピングセンターで可燃物に爆発物を仕掛けたとされる。

ウルベリス氏によれば、男は同様の攻撃を実行するために隣国ラトビアに向かう途中で拘束された。任務完了の報酬として高級車「BMW 530」を受け取り、さらに1万ユーロ(約163万円)が支払われる約束だったという。また、別の容疑者が隣国ポーランドで拘束されたとウルベリス氏は語った。

リトアニアの情報機関は今月の報告書で、ロシア政府は西側諸国との関係を「戦争と平和の間のグレーゾーン」と見なしており、大胆な破壊工作の実施に傾いている公算が大きいとの認識を示していた。

ロシア国防省はコメントの要請にすぐには応じなかった。

リトアニアの報告書によると、ロシアの情報機関はソーシャルネットワークを利用して、欧州で破壊工作を行い手っ取り早く稼ごうとする人物をリクルートしているという。昨年逮捕された工作員は50人超に上った。欧米社会の不安をあおり、ウクライナへの支援を弱体化させることが目的だと報告書は指摘している。

原題:Lithuania Says Russian Intelligence Behind Ikea Arson Attack(抜粋)

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