イーロン・マスク氏が経営するテスラの電気自動車(EV)に乗り、同氏の宇宙開発企業スペースXに協力したこともあるスペースシャトルの元船長、マーク・ケリー上院議員(民主)は「モデルS」の運転をやめた。2人はここ数週間、互いを公に批判し合っている。

ケリー上院議員は14日、X(旧ツイッター)に投稿した動画で、「ワシントンにいるが、テスラで仕事に向かうのは、これが最後だ。買った当時、この車が政治問題になると思ってもみなかった。過去2カ月ほどは、乗るたびにマスク氏とトランプ大統領が、わが国にどれだけ損害を与えているか思い出す」と語った。

その後のブルームバーグ・ニュースとのインタビューでは、テスラのことをトランプ政権でマスク氏が行う業務の「移動広告塔」と呼んだ。

ケリー氏は、黒のテスラから白のシボレータホに買い替えたが、米政府機関に数万人の職員削減を迫る「政府効率化省(DOGE)」が、マスク氏の指揮下にあることも理由の一つだ。

「彼がやろうとしていることは、私がオフィスで会ったこれらの人々全員を解雇することだ。彼ら億万長者に巨額の減税を行う余地をつくるためだけに人々の生活を台無しにしている」とケリー氏は述べ、マスク氏に対し、政府を辞めて「スペースXに再び専念すべきだ」とも促した。

米国会議事堂の外に駐車するケリー氏のシボレータホ(3月14日)

マスク氏は10日のXへの投稿で、ケリー氏のウクライナ訪問を巡り、同氏を「裏切り者」と呼んだ。米政府が推進するロシアとの和平案に従うようウクライナに圧力をかけるため、トランプ政権がウクライナへの支援を一時停止した直後の訪問だった。

原題:Senator Mark Kelly Ditches Tesla After Musk Calls Him a Traitor(抜粋)

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