(ブルームバーグ):デジタル決済企業クラーナ・グループは米国での新規株式公開(IPO)を公式に申請した。金融会社上場として今年有数の規模になる可能性がある。
ストックホルムで設立されたクラーナは昨年の収入が24%増加した。米証券取引委員会(SEC)に14日提出された資料によると、2024年の収入は28億1000万ドル(約4200億円)、純利益は2100万ドルだった。前年は収入が22億8000万ドル、純損失が2億4400万ドルだった。同社は昨年11月に非開示でIPO申請した。
ブルームバーグ・ニュースのこれまでの報道によると、クラーナはIPOで少なくとも10億ドルを確保したい考えで、上場時150億ドル強の企業評価を目指している。提出資料によると、同社と一部の株主が株式を売り出す。
米金融業界は、米上場を目指す大手企業が最近の値動きによって受けそうな影響を見極めようとしている。こうした企業には人工知能(AI)クラウドコンピューティングのプロバイダー、コアウィーブや医療用品メーカーのメドラインなどがある。
原題:Payments Firm Klarna Files for IPO, Showing 24% Revenue Jump (1)(抜粋)
--取材協力:Katie Roof.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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