(ブルームバーグ):台湾の鴻海精密工業が14日発表した2024年10-12月(第4四半期)決算は、純利益が市場予想を下回った。米アップルから受託生産しているスマートフォン「iPhone」の中国販売が低迷し、人工知能(AI)サーバー生産で投資を増やしたことが影響した。
10-12月の純利益は前年同期比13%減の463億台湾ドル(約2090億円)。アナリスト調査では2.3%増の544億台湾ドルと見込まれていた。鴻海は米エヌビディアの半導体を搭載したサーバーも組み立てている。
AI開発を推進するエヌビディアの半導体需要急増に対応し、鴻海のサーバー製造部門は事業を拡大しているが、同社は売上高の大半をいまだにiPhone製造に依存。アップルが先に発表していた昨年10ー12月期の中国事業売上高は予想外の減少となった。

原題:Nvidia-Supplier Hon Hai’s Profit Misses While AI Doubts Persist(抜粋)
--取材協力:Mayumi Negishi.
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