13日の債券相場は上昇。警戒された12日の20年国債入札を通過したことで安心感が広がっており、超長期ゾーンを中心に買いが強まっている。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、20年入札は懸念されていたほど悪い結果ではなかったとし、きょうは「前日の反動もあり、20年債を中心に買い戻しが入っている」と述べた。

三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、長期、超長期債の入札がしばらくないことも需給面で相場にプラスと指摘した。

ブルームバーグは12日、日本銀行が長期金利の上昇に直ちに対応する必要性は乏しいと認識していると報じた。三井住友トラストの稲留氏は、日銀はバランスシート縮小を進める中で「よほどのことがない限り国債買い入れ増額はないとみており、報道に違和感はない」と言う。

三菱UFJアセットの小口氏は、日銀は「イールドカーブ・コントロールを(YCC)政策を廃止した時点で長期金利にはなるべく関与しない方針だろう」と述べ、「金利上昇を抑制するという一部の見方とはずれがある」との見方を示した。

 

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