(ブルームバーグ):サッカーのイングランド・プレミアリーグの名門チーム、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は11日、10万人収容の新たなスタジアムを建設する計画だと発表した。
新スタジアムは現在の本拠地オールド・トラフォードの隣に建設される予定。現スタジアムは7万4000人超収容とプレミアリーグ最大規模だが、屋根が雨漏りするなど設備が老朽化していた。
資産家で共同オーナーのジム・ラトクリフ氏は発表資料で「現在のスタジアムは過去115年間に素晴らしい役割を果たしてきたが、世界最高クラスの競技場からは後れを取っている」と説明した。
マンUは資金調達でさまざまな選択肢を検討する見通し。この規模の新スタジアムの建設には20億ドル(約3000億円)超の費用が見込まれ、ラトクリフ氏は移転スケジュールがエリア全体の再開発に左右されると説明。同クラブは現在のスタジアムの改修も検討していた。
同チームの成績は現在、プレミアリーグ20チーム中14位と低迷。米株式市場でマンUの株価は年初来で20%余り下落している。
マンUは、新スタジアムと広範囲の再開発が組み合わさることで9万2000人の雇用が創出されるほか、年間73億ポンド(約1兆4000億円)の追加の経済効果がもたらされるとの見通しを示した。
原題:Manchester United Plans Old Trafford Exit for 100,000-Seat Venue(抜粋)
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