石破総理はきょう行われた自民党大会で今年の東京都議選と参院選に勝利するため、「我が身を滅して総力を尽くす」と決意を示し結束を呼びかけました。

石破総理
「自由民主党こそ、国民の怒り、悲しみ、喜び、苦しみ、それを一番知っている。私も先頭に立ち、都議会議員選挙、参議院選挙、必ず勝ち抜く、我が身を滅して総力を尽くしてまいります」

石破総理はきょう午前におこなわれた党大会で、来たるべき選挙の勝利に向けて「先頭に立つ」と改めて決意を示しましたが、前途は多難です。

少数与党の自民・公明は野党に譲歩を重ねることで国会運営を凌いできましたが、ここにきて「高額療養費制度」をめぐり石破総理の方針がぶれるなど、政権運営に対し与党内からも不満が渦巻いています。

小林鷹之 元経済安全保障担当大臣
「政策の決定が、意思決定が二転三転しているように私自身は感じています。原点に立ち戻って、丁寧な党内プロセス、国民への説明、これが必要だと感じています」

野党時代を振り返り「もう一度、あのときの謙虚さを取り戻したい」と誓った石破総理。

まずは政府・与党内の混乱をどう収めていくのか、総理の指導力が問われています。