シンガポール政府は詐欺犯罪の一部に対する処罰としてむち打ち刑を検討する。スン・シュエリン内相が議会で4日明らかにした。

シンガポールは詐欺やサイバー犯罪の急増に対処するため法整備を強化。議会は1月、遠隔操作による詐欺被害防止を目的に犯罪者の標的となりそうな個人の銀行口座管理を警察に認める法案を可決した。

警察のデータによると、シンガポールでの詐欺被害者は2024年に過去最大の11億シンガポールドル(約1230億円)を失った。被害件数は5万1501件と、前年から11%近く増えた。

シンガポールでは、恐喝や重大な性犯罪、器物破損などさまざまな犯罪に対して体罰が科せられる。

原題:Singapore Mulls Caning as Punishment for Severe Scam Offenses(抜粋)

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