(ブルームバーグ):日本経済新聞社は5日、日経平均株価の構成銘柄としてベイカレントを採用すると発表した。三菱倉庫を除外する。4月1日の算出から適用する。
セクター間の銘柄過不足調整で入れ替えを決めた。1日当たりの平均売買代金が他の銘柄と比べて相対的に少ないことから、ベイカレの株価換算係数は0.5とし、次回10月の定期見直し時に1に引き上げる。
日経平均に採用・除外される銘柄は、株価指数に連動するファンドなどの資産再配分(リバランス)に伴って株価が動く傾向がある。流動性などの条件を基に入れ替え銘柄を事前に予想し、候補に挙がった銘柄は入れ替えの発表前から取引の対象になりやすい。
SMBC日興証券の吉田隼人クオンツアナリストらは1月22日のリポートで、ベイカレの組み入れを予想し、採用されれば約34日分の買いインパクトがあると分析した。大和証券も2月のクオンツリポートで、不足感の強い消費セクターで流動性順位が高い銘柄だとして採用候補の1社にベイカレを挙げていた。
指数採用期待に加えて決算内容も評価され、ベイカレ株は年初来で21%超上昇している。
(第2段落以下を加えて記事を更新します)
--取材協力:沢和世.
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.