イランの核開発問題をめぐり、今月末にも国連のイランへの制裁が復活する可能性があるなか、イランは制裁が再び発動された場合、IAEA=国際原子力機関との協力を停止する考えを示しました。
ロイター通信などによりますと、イラン最高安全保障委員会は20日、国連のイランに対する制裁が復活した場合、IAEAとの協力は「事実上停止される」と表明しました。
ペゼシュキアン大統領は「過剰な要求に対して決して屈しない」と強硬な姿勢を示しています。
イランをめぐっては先月、イギリスなどが「イランが核合意に違反している」として、制裁を復活させる「スナップバック」の手続きを開始していました。
国連の安全保障理事会では19日、イランへの制裁の解除を継続する決議案が否決されており、今月末までにイランがイギリスなどと合意に至らなければ制裁が復活する見通しです。

高度人材向けビザの「手数料10万ドル」 新規申請のみ適用とホワイトハウスが説明 大手IT企業では渡航自粛呼びかけも