28日の欧州債はほぼ横ばいで取引を終えた。ユーロ圏主要国で発表されたインフレ統計はまちまちな内容で、月末特有の資金の動きも見られ、長期債が全般的に比較的軟調だった。

来週は欧州中央銀行(ECB)政策委員会の会合があり、短期金融市場は0.25ポイントの利下げを完全に織り込んでいる。3月3日に発表される2月のユーロ圏インフレ率も注目される。

欧州株は下げを解消し、週間では10週続伸となった。

欧州株の代表的な指標であるストックス600指数はほぼ横ばいで取引を終了。トランプ米大統領がカナダとメキシコに対する25%の関税を3月4日に発動すると述べたことで関税懸念が再燃し、一時は0.9%下げていた。公益と建設株が堅調だった一方、テクノロジー株が大きく下げた。

引け後にはトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂し、記者会見は中止された。これを受け、ユーロは一時0.3%安と下落している。

原題:European Shares Erase Losses, Gain for 10th Consecutive Week、Bonds Drift; Focus Turns to ECB Next Week: End-of-Day Curves、Euro Drops as Trump Says Zelenskiy Not Ready For Peace(抜粋)

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